組紐 – 七宝網
組紐は数十本の糸を交互に交差させて組んだ紐で、糸が斜に交差しているため伸縮性があります。
羽織紐・帯締めなどの多くは、この組紐が使われています。その他、お茶道具を包む仕覆(茶入れを入れる袋)の締め緒などにも使用されています。
こちらの事例は、特注で吹いたガラスに組紐で七宝網を施したキャンドルスタンドです。
七宝網は主に茶道具の茶壺や振出(小形の菓子器)などにかける網となります。袋状に網まれていて、お茶道具の包みの役割をしています。
網目が均等でとても美しく、ろうそくを灯すと光が七宝網の模様として広がり、とても幻想的です。紐が立体として網上がりグラフィカルな表現となる七宝網、佇まいも美しいのでアート作品としていかがでしょうか?