プリーツ和紙のオブジェ
スカイツリーの和紙のオブジェをご紹介します。
スカイツリーのシルエットは、伝統的な日本建築の造形美にみられる「そり」や「むくり」を意識したデザインとなっています。こちらの和紙のオブジェは、寺院建築の列柱がゆるやかに膨らむ「むくり」という形を和紙の重ねによって表現しています。
スカイツリーのロゴマークとして日本の伝統色(黄金色・刈安色・空色・江戸紫・紅梅色・常磐色・萌葱色)が用いられているのですが、この7色をイメージし和紙に染色をしています。その後、洋服にもあるプリーツ加工を施し、和紙自体に表情をつけていきました。
紙にプリーツ加工をするのが始めてということもあり、綺麗なプリーツが出るまで、和紙の素材とプリーツのピッチとの試行錯誤で、何度サンプルを製作したことか・・・とても根気よく作業をしていただいて、イメージの形となりました。
和紙は色付けや形状を変化できるので、とても優秀な素材だと思います。平面にはもちろん、立体としても多く展開できますね!